コピーにも求められる対応力
守りに入ったチームは、
攻撃陣を補強したりはしない。
2016 ツエーゲン金沢【ツエーゲン金沢新聞広告】
●CW:西垣強司
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今季、なんとか最後の最後で、サッカーJ2リーグ残留を果たした
ツエーゲン金沢の広告をピックアップしてみました。
意地悪い見方をすれば、なかなか勝てない現状で、戦力も足りないから
攻撃陣を補強せざるを得ないだけともいえますが、
「守りに入ったチーム」という後ろ向きな対象と並ばせたことで、
「補強」という行為をフィーチャーし、前向きな印象を創り出しています。
一種、腹をくくったような、開き直ったような潔ささえ感じさせるこの言葉の組み合わせに
最初に読んだときは、何だか納得した記憶があります。
この前向きさに「あきらめていない意志」を感じました。
サポーターの中では、最も追い込まれていた時の
「人はどんなときに応援されたいだろうか。」や
「全力とは、全員の力だ。」の方が響いた方も多かったようですが、
土壇場に追い込まれる前から、もがいているチームの意志が伝わったこちらの方が
個人的には好きですね。
【ハイライト】ツエーゲン金沢×栃木SC「2016 J2・J3入れ替え戦 第2戦」
現地で観戦してました。来季も楽しみですね。