おいしさよりも、たいせつなもの
その感動を、わかちあう。
(2010 アサヒビール【コーポレート・スローガン】)
●CW:????
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昨日にひきつづき、今度は現在のアサヒビールの企業スローガン。
日本の3大ビールメーカーには、他にキリンとサッポロがありますが、
・KIRIN「おいしさを笑顔に」
・SAPPORO「乾杯をもっとおいしく。」
2社のスローガンが、
あくまで「ビール」主体で、「おいしさ」を謳っているのに対し、
このコピーは(おいしさが前提の上で)「人」が主体なんですね。
ビールは「感動」をわかちあう手段であり、道具でしかない。
その点で、このコピーの視点がすばらしいと思います。*1
アサヒビールでも、ひとつ前のスローガン(2002〜2009)は
「すべては、お客さまの「うまい!」のために。」
これも有名で印象的なコピーですが、やっぱり「おいしさ」なんですね。
そういう意味でも、今回とりあげたコピーは別格ですし、
先日の「あなたのビールです。」にも通じる
「人」を大事に表現している姿勢に好感が持てます。