今日のフレーズ#36 〜タイトルに集約させる〜
同じ窓から見てた空
(2005【同じ窓から見てた空】Nameless World/コブクロ)
●PW:小渕 健太郎
-------------------------------------------------------------
今ほど英語のタイトルが氾濫してなかった頃の歌に多いのですが、
良い曲だなと思っていた曲のタイトルを知って、
キャッチフレーズにも似た上手な表現をしているなと感心することがあります。
挙げてみるなら
「さよならの向う側」とか
「はじまりはいつも雨」とか
「君が思い出になる前に」とか
「未来予想図」とか
「愛が見えない」とか
「どうにもとまらない」とか…w
今回、紹介したのもそんな1曲。
詞自体は、まるで小説のように、
同窓会の久しぶりの再会を描いていますが
その情景や感傷を、一言で上手く切り取ってまとめながらも、
深みと奥行きを感じさせます。
自然に、自身の思い当たる体験や情景を想像させながらも
「そういえば、そういうことなんだな」と納得させてくれる。
ただ奇抜だったり、
違うワードを複数組み合わせて印象を残すようなタイトルとは違い、
本質を突いた答えにもなっているのに、想像が広がる深みがある。
そんな表現に憧れてしまいます。
- アーティスト: コブクロ,21STREETリスナーの皆さん,小渕健太郎,黒田俊介
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/12/21
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (91件) を見る