今日のコピー 〜素人キャッチコピー論評〜

1日1個を目標に、心に響いたキャッチコピー・フレーズなど、自分なりに語ります。

すばらしくなる未来を願って、創る、語る

視聴率より大切なものがある。青臭いでしょうか。
 地デジ化で大騒ぎしてデジタルテレビを買って、何か変わ
 りましたか。画面は大きくキレイになりましたが、それは
 本質ではありません。チャンネルが一気に増える。思いが
 けない番組と出会う。趣味が深まる。人生が深まる。それこ
 そが地デジです。ここで大切なことをひとつ。実はデジタル
 テレビならほぼすべて、スカパー!のチューナーが入ってい
 ます。そう、日本のテレビには、スカパー!が入っているの
 です。あなたのテレビの中にも300チャンネルが広がってい
 るのです。せっかくのデジタルテレビです。良いものを見て
 ください。みんなが見たいものではなく、あなたが本当に
 見たいものを見てください。きっと、出会えます。それでは。



(2012 スカパー!) ●CW:磯島 拓矢

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「起」で、核心を突きながら、食いつかせ
「承」で、改めて、地デジとの向き合い方を、読む人に問いかけさせる。
「転」では、一転して、あまり知られていないかもしれない、それでも
確固たる事実を提示し、気づかせる。
「結」で、想いの全てを吐き出し、ぶつける。去ったあとに相手に余韻を残す。

広告内では、紹介したコピーのように、その「起承転結」を箱組みの中に
ぎゅう詰めにデザインしています。
淡々と、けれど真っすぐに、伝えたい想いを語っていく。
そして、その全てを誰に語らせれば一番伝わるかを考え、キャスティングする。

まるで、練りに練り上げられたプレゼンのようです。

その全ては、伝えたい想いを、相手の心の深くに伝えるため。

伝わるクリエイティブとは、そういうものの積み重ねだよと
教えてくれているように感じました。

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↑ この広告のためにキャスティングされたのは「倍返し」のあの人。納得。

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↑ そういえば、あとひと月余りで、あの興奮にも出会えますね。