今日のコピー 〜素人キャッチコピー論評〜

1日1個を目標に、心に響いたキャッチコピー・フレーズなど、自分なりに語ります。

時間とともに、企業名を刻む

セイコー舎の時計が
正午をお知らせいたします


(1953 精巧舎【現・SEIKO】) ●CW:???

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現代でも、ラジオなどで、時報を伝えるときは、
当たり前のように使われている「〜が、○時をお知らせします」のフレーズ。
(※ "〜"には、協賛企業名が入ります)

このコピーが最初だったのですね。
このフレーズが、現在でも変わらず使われているということにも
少し驚きですが、それだけ洗練された表現だったということですね。
こういう歴史を知ると、現在でもこの企業が活躍しているのが、
少し誇らしく思えてきます。

現在では、特定の企業名だけが入って、
その企業が時報を伝えるというスタイルになっていますが、
このコピーでは
セイコー舎」ではなく「セイコー舎の時計」となっていて
時刻を伝える企業ならではでもあり、
効果としても、
よりブランドの重みを印象づけることに繋がっていると思います。

自分は知らなかったのですが、
この「正午の時報」が日本最初のテレビCMだったそうです。


なつかしのCM 「精工舎(SEIKO) 正午の時報編」 - YouTube