スッキリとしてコクのあるコピー
それゆけ私
ウーロン茶を飲んで感じるのは
気持ちがフッと長くなる感じですか。
ウーロン茶は、自然のお茶の葉を、
自然に「半発酵」させ、のんびり飲む。
人が昔から飲んできた簡単な飲み物です。
(半発酵なので、飲んですっきりしていて、コクもある。)
複雑なことや、新しいことに疲れたら、
ややこしくないウーロン茶の時間に身をゆだね、
心を遠くへ飛ばしてください。
戻ったら、さぁて勇気をふるって行く。
(1996 【烏龍茶】サントリー) ●CW:安藤 隆
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このコピーですばらしいと思うのは、
メインコピーより、むしろボディコピーのほう。
サラッと自然に、
まるで商品であるウーロン茶を飲むのと同じように、
心にスッと入って流れていきます。
ちゃんと商品の説明も効果も入っているのに、*1
ところどころに、散りばめてある表現が、
説明臭さを感じさせず、丁寧な世界観を作っています。
「フッと長くなる感じですか」
「自然の」「自然に」「のんびり飲む」
「昔から飲んできた簡単な飲み物」
「ややこしくないウーロン茶の時間」
「心を遠くへ飛ばす」
「さぁて勇気をふるって」
商品と一体となっているコピーとは、
こういうことかもしれません。
複雑なことや、新しいことに疲れたら、こういう歌もどうでしょう。
烏龍茶や、コーラを飲みながらね。
森山直太朗 ~スギちゃんの歌~ 歌詞付き - YouTube
*1:()内では、さりげなく「半発酵」の効果まで説明しています。