見直すキッカケづくり

おいしいものは、
脂肪と糖でできている。

（2014　【からだすこやか茶W】日本コカコーラ）　●CW：???

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
挑戦的なビジュアルで賛否両論ありそうなCMに使われているこのコピー。
もちろん、大概の食品には多かれ少なかれ、
脂肪も糖も入っていますし、
「おいしい」なんて基準もバラバラです。

ここでは、
「おいしいものは」というのは
「おいしい（と大概イメージされる）料理には」という意味合いなのだと思います。
一般的な感じだと、肉料理やら、スイーツやら、お寿司やら何やらということですね。
「できている」という表現が、
それだけで構成されているように捉えられて、議論を呼びそうですが、
「おいしいものには、脂肪と糖が入っている」と捉えるほうが
妥当なのかもしれません。

ここで書きたいのは、このコピーが、
「脂肪と糖の吸収を抑える」という製品の特徴を
そのまま踏まえているということ。

なぜ、この製品ができたかというと、
脂肪と糖分を多く取っては、消化しきれていない
現代人の食生活が根底にあるわけで
多く取るのは、
「おいしい」と思われる食品か、
「よく食べる」食品がそうだからということなのでしょう。

コピーとグラフィックのインパクトばかりが
取りあげられそうですが、
ただ安易に、この製品を使えば大丈夫なんて考えるより
この機会を通じて、自分たちの食とカラダに意識を向けることを
受け手側は意識するべきだと感じます。