伝わるように伝える伝え方
いい空は青い。
到着のアナウンス。シートベルトをはずす。
地上に立つ。ほっとする。どんなに快適な
空の旅でも、ひとはストレスを感じている。
それをきちんと考える航空会社が、たぶん
いちばん気持ちのいい航空会社、になれる。
Good Times Fly ANA 2002
(2002 全日空) ●CW:一倉 宏
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このコピー、はじめてキャッチコピーだけを目にした時は、正直?となったのですが
ボディコピーを読んで、スッと胸のつかえがとれました。
誰もが、共通して持っている「青い空から感じるイメージ」と、
企業姿勢およびコーポレートカラーをかけあわせて、
お客としての目線から、語っています。
企業側が自分たちの姿勢を伝えるのに、
あえて一般ユーザー目線のフィルターを介して伝えることで、
押し付けがましくなく、共感しやすい空気をつくりだしています。
この語り方も、キャッチコピーと同様に、気持ちよさを体現しているのですね。
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>>この方が書かれている「言葉のゆとりを受け入れる」器、常に持っていたいものです。