コピーは、代弁者
おしりだって、洗ってほしい。
(1982 【ウォシュレット】TOTO) ●CW:仲畑 貴志
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キャッチコピーを少しは好きな方なら、もう説明する必要もない名コピーです。
当時を物心もついておらず、リアルタイムで感じていない私が
偉そうに語るのもおこがましいですが、
ただ、そんなにリアルタイムで知らない
ウォシュレットの良ささえ、最近まで感じていなかった自分でさえ
ふっと心に残って、フレーズを心の中で繰り返したりしてしまいます。
それだけ、キャッチーでムリがないんですね。
「そうだよね」と心の中でうなずけてしまう語り口と説得力。
たぶん、これよりも長くても短くてもダメなんじゃないかと思わせる、
絶妙なバランス。
製品が、ユーザーの答えになっているからこそ、
ユーザーの想いをすくったこの一文が、
その代弁者になっているのだと思います。
「紙じゃ、ホラ、とれないものね。」これも、好きですね。
戸川純 CM 1982年 TOTO ウォシュレット おしりだって洗ってほしい - YouTube