裏側を見せる偉大さ
人は、パンツの裏側と付き合っている。
考えてみれば、体が直接触れているのはパンツの裏側である。肌は敏感だ。微妙
なフィット感まで感じとる。素材の伸びの違い。生地の接ぎ部分の感触。ゴムの
締めつけ具合。フロント部分の立体感。ユニクロのボクサーブリーフは、お客様が
いつもの着心地と違和感のない範囲で、理想の無着用感を目指し少しずつ進化
を遂げている。また表側も、柄物の種類が増え、人気のローライズラインはさら
に充実。選ぶ楽しさも進化している。ユニクロのボクサーブリーフ
(2011 【UNIQLO】ファーストリテイリング ●CW:石川 英嗣)
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思わず、目を引くキャッチコピーと、
思わず納得してしまう、直後に続くボディコピー。
その後は、いかにUNIQLOが、体に直接触れる部分に神経を使っているかを
これでもかと並べています。
これだけ書かれると、商品に対するこだわり、使う人に対するいたわりが凄く感じられてきます。
大胆に、裏側をアピールしたグラフィックも、
冷静に考えれば、ボディに沿って堂々とした製品PRをしているだけ。
実に清々しく感じられます。
「理想の無着用感」というコトバも、いいなと思いました。